とっさに上手く言い返す方法。口答えに聞こえず角が立たないためのコツは？

仕事でもプライベートでも急に予期せぬことをいわれ、あとから『あのときこう言っていればよかった！』なんて後悔することもありますよね。

逆に『あのときあんなこと言わなければよかった…。』と思うこともあります。今回はとっさに上手く言い返して、口答えに聞こえないスマートな言い返し方をご紹介します。

なぜ言い返せない？

とっさに何かを言われて、すぐに言い返せる人と言い返せない人の差はなんなのでしょうか気になりますよね。

性格の問題もあると思いますが、言い返せない人の理由を考えていきましょう。

嫌われたり、反撃されたりしたくない

言い返せない人は、基本的に優しい性格です。平和主義でもめ事を嫌い避ける傾向があるのです。

人間関係を壊したくないし、言い返して反撃されたり復讐されたりすることを恐れているのです。

快適な生活を送りたいと思うばかり、人間関係を優先してしまい波風をたたせたくないと思い言い返せないのです。

不意をつかれてパニック状態に

心の準備ができていないときに、何かを言われたら誰でも焦りますよね。

気持ちをサッと切り替えることができないので、びっくりした状態から抜け出せず何も言えないことがあります。

あとから冷静に考えたらムカつく！なんていう経験がある人もいるかと思います。

自分が悪いと思いがち

言い返せない人は優しい性格の人が多いので、なんでも自分が悪いと思ってしまう場合があります。

何か言われても、自分が悪かったんだと思う傾向があり、向上心はありますが、闘争心がないのでストレスをためやすい性格といえます。

指摘がごもっともだったから

性格の問題ではなく、相手の指摘がごもっともで正論の場合、何も言い返せません。

この場合は残念ですが言い返すと性格の悪い人になりますので、受け入れて改善していきましょう。

角が立てずにうまく言い返すコツ

ときには黙っていた方が利口な場合もありますが、できればあとから悔しい思いをするくらいなら上手く言い返したいと思っている人もいるでしょう。

慣れも必要ですが、角を立てずにうまく言い返すコツをご紹介しますので、自分でできそうなことから試してみてください。

どの方法もまずは言われた瞬間に感情的にならないのがポイントです。

何か言われたときに言い返せないけどカッと怒りを感じてしまうという人は、以前ご紹介しましたが、怒りをコントロールする方法として、6秒我慢するという方法があります。

言い返すにも冷静な判断を忘れないようにしましょう。

冷静に否定も肯定もせず受け入れる

相手と深く関わりたくないというときは、否定も肯定もしないのがいいでしょう。

挑発にのらず、落ち込んだりもせず、何かを言われたら「そうかもね。」くらいのテンションでいきましょう。

間違いがあったら言わなくてはいけませんが、嫌味ばかりいう人にはそのような対応がいいでしょう。

反論すると面白がってもっといろいろなことを言われる可能性があるからです。

そんな人に関わるのは時間の無駄ですよね。

反論する接続詞を使わない

イエス・アンド法という方法があり、接続詞に否定的な言葉を使わないようにすることで、相手に反論されたと思われないようにする話し方です。

「はい、そうですね。ではこうしましょう！」、「わかりました。それならこの方法はいかがでしょうか？」といったように、肯定したあとに「では」・「そして」・「それなら」といった前向きな接続詞にするのです。

逆に「そうですね。でもこれは違います。」など「でも」・「しかし」・「ただ」などと否定する言葉を接続詞として使うと相手は反論されたと思うのです。

同じことを言うのでも接続詞でこんなに変わるんですね。

オウム返しをしてみる

相手と同じことを繰り返すと、相手がひるむ可能性があります。

こちらも否定も肯定もしないので、相手も冷静になります。

例えば「お前はダメな奴だな。」と言われたら、「そうですか。私はダメな奴なんですね。」と返せば、相手は「え？」と思うはず。

または「私ってダメな奴なんですか？」と聞いてみてもいいでしょう。

相手も安易に嫌味を言わなくなるかもしれません。

ストレスをためずに言いたいことは言おう！

優しい性格なのはいいことですが、自分が受け入れればすべて解決する、言い返さなければ誰も嫌な思いをしないという考えは、ときに自分を追い込むことになる可能性もありますよね。

まず、間違った事実とまったく異なることをいわれたときは、誤解であることを必ず伝えましょう。

黙っている方が信頼を失う可能性もあるので、上手な言い方を身につけていきましょう。

同じことを言うのでも言い方一つで変わってきます。

なんでもかんでも言い返していると生意気だなと思われるかもしれませんが、普段言い返さない人からの正論の言葉はグッと相手の身に染みることもありますよ。

本当に優しい人は強さもある人です。自分だけに対して優しい人は、精神的に弱い傾向にあります。

自分のためだけではなく、人のことも考えられる強さと優しさをもった、尊敬される人を目指しましょう！