事務職は安定していて仕事が楽そうなんていうイメージを持つ人もいますよね。仕事とプライベートの両立もでき、年齢も関係なく長く働けそうだから事務職に転職したいという人も多いようです。秘書に限っては偉い人のそばでいい思いばかりしているなんていうイメージまであるようです。しかし実際に事務職は大変な仕事。転職してから違った…とならないように今回は事務職の間違ったイメージを見ていきましょう。
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事務職の間違ったイメージ~PCのスキルが高ければいい?
PCのスキルが高ければ高いほど事務職では有利と考える人もいるのではないでしょうか?
PCのスキルはもちろん大切なことではありますが、レベルが高いからといって事務職に絶対採用されるとは限りません。
現在、技術の発展にともない、事務作業が機械化されてきているので、機械に代えられないものを持っている人がほしいと企業は考えているのです。
人手不足であっても、給料が高く働きやすい環境が整っているところは、欠員が出にくいので、何か特別な知識などを持っていないとなかなか採用してもらえません。
また、採用されてもPCスキルさえあれば事務職なんて簡単!と思っていた人はギャップがありやめてしまうケースもあります。
事務職の間違ったイメージ~事務職は簡単、座っていればいい
最近の求人でもよく見かけるのが、「事務職は座って仕事ができるので楽です!」、「事務職は簡単に誰でもできます。」なんていう言葉。
実際に事務職をしている女性から見れば、カチンとくる求人です。(腰掛OLさんは別として。)
まず、どんな簡単な仕事だとしてもコツやその人にしかできない仕事ってあるんですよ。
それを否定されたような求人が最近は目立ちますよね。
事務職と一言でいっても、企業によってその仕事内容は異なります。
事務だからなんでもいいという理由で仕事内容もよく考えず転職した人は、思った以上に仕事が大変だった、合わなかったなんていう理由で転職を繰り返す人もいます。
事務職の定番であるデータ入力や書類整理などの比較的簡単な仕事だけを黙々とこなし、そのデータや書類の意味を理解しなくてもできてしまうような仕事だけをやりたいというのであれば、正社員は難しいかもしれません。
またうまく正社員として採用されたとしても、昇格するといったことは難しいでしょう。
椅子に座っているだけで、給料がもらえたら誰も苦労しませんよね。
企業は事務職でも、業務改善や、自ら考え行動でき、向上心もある人を探しています。
秘書に関しては、普段から社内外ともに会社の上層部と仕事をしている姿を見ると、得しているのでは?と思われてしまいつらいということがあります。
本当はみんなと同じく影で苦労していることもたくさんあります。
花形の仕事として見られてしまう秘書は、忙しさがなかなか他の部署には伝わりにくいのです。
『秘書とかいい身分だね。』、『秘書ってボスに言われたことだけやればいいんでしょう?』なんて言われてしまうことも。
そんな間違った秘書のイメージをもったまま、秘書に転職したらまったく想像と違うとやめてしまう人も多いのです。
事務職の間違ったイメージ~仕事もプライベートも充実
結婚や出産をしても長く働きたいから事務職に転職するという理由の人も多いですが、事務職だからといってライフイベントを経ても同じ待遇で安心して働けるとは限りません。
育児休暇明けにまったく違う部署に異動になり、育児と新しい仕事が両立できず泣く泣く退職を考える人もいるのが現状です。
そもそも、結婚しても出産しても働かせてくれるかどうかは、会社から必要とされなくてはいけません。
企業は産休をダメだということはできないので、子育てしながらでは仕事が続けられないような状況を作り、自ら退職させるというちょっとブラックな会社もあります。
そのため、事務職だから大丈夫という安易な考えは危険です。
『この人がいてくれないとうちの会社は困る!』と思ってもらえるような働きぶりであれば仕事も子育ても両立できるでしょう。
また事務職は残業が少なそうだから、プライベートも充実しそうと考える人も多いですが、世の中はそんなに甘くありません。
とくに秘書は上司のスケジュールに左右されるので、なかなか自分のスケジュールが立てられなく、急遽残業という日もあったりするので、『仕事終わりはアフター6を楽しもう♪』なんてことはあまりできないのです。
一見華やかそうな仕事や楽そうな仕事でも、苦労はたくさんあります。
仕事をするということはそういうことです。
事務職や秘書業務は決して楽ではない!
どんな仕事でも仕事は仕事。たとえ同じ職種でもその人にしかできない仕事があります。
事務職や秘書業務は決して楽な仕事ではありません。
求人の誘い文句や事務職のイメージだけでよく調べることもせず転職することはとても危険です。
事務職に限らず、転職するときには仕事内容をよく確認するようにしましょう。
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